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防災学習参観日(防災集会)を行いました。

1月27日(日)

毎年、年に1度、東中筋地区自主防災連絡協議会とタイアップして、防災集会として防災学習や防災訓練を行っていますが、今年も合同で防災集会を行いました。東中筋小学校は参観日として保護者にも参加を呼び掛けています。

さらに今年は、四万十市地震防災課からの要請で内閣府の関連事業の一環として、大雨災害を想定した学習を行うことになりました。東中筋地区は、昔からの水害の常襲地域です。昨年度の西日本豪雨のような想定外の大雨が降れば、中筋川の氾濫や堤防決壊の恐れもあり、大雨想定の学習も大切なことです。

1時間目は、低、中、高学年に分かれてそれぞれゲストティチャーからの授業を受けました。

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1・2年生は、四万十市地震防災課の方を講師に、災害について、基本的なことを学習しました。大切なことは、大雨が降ればまず、逃げるということです。

3・4年生は、国土交通省中筋川総合開発工事事務所の方を講師に、中筋川の洪水と治水について学習しました。今ある中筋川ダムと、建設中の横瀬川ダムによって、水害が起こらないように水量調節などをしているそうです。

5・6年生は、高知地方気象台の方を講師に、急な大雨や雷などから身を守るにはというお話をしてくださいました。急な豪雨によっておこる中小河川の急な増水など、大雨の時には川に近づかいないことが重要だということを学習しました。

そして、体育館に移動し、中学生や地域の方も一緒に防災講演会をお聞きしました。

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今年の講師の方は、四万十市にお住いの吉村さんという方です。

吉村さんは、航空自衛隊を退官後、災害ボランティアとして全国を飛び回っておられます。

今回の講演では、前半部分が南海トラフ地震や大雨災害に備えるということで、東日本大震災の動画や阪神淡路大震災の写真、熊本地震や、西日本豪雨、九州北部豪雨の写真などご自分が災害救助に入られたり、災害ボランティアとして行った地域のことについてお話をしてくださいました。そして後半は、ボランティア活動についてのお話でした。ボランティアは、行く気持ちも大切だけど、自己完結できるように、自分で寝るところ、着るもの、支援の道具、食料などもすべて自分で構えていくことが大切だということを話してくださいました。そして、小中学生の皆さんも大人になったら災害の被害にあった人を助けることができるようになってくださいということもおっしゃっていました。お話を聞いていると本当に四万十市のスーパーボランティアだなあと感じました。

DSCN31641.jpg 吉村さんの愛車は、簡易ベットも手作りです。

その後内閣府からの説明で、避難カードの記入についてのお話がありました。災害を想定して、家族で色々決めておくこと、避難のタイミング等を1枚の紙に書いて家のよく見るところに貼っておくことなどを教えていただきました。

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お昼は、炊き出し訓練です。11月に自主防災連絡協議会の方々で作ったかまどベンチを使っての汁物や、α米を作ってふるまわれました。

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その後、リヤカーの組み立て訓練(傷病者運搬訓練)、消火器を使っての消火訓練等も行いました。最後には、消防団による放水見学をする予定でしたが、直前に本物の火事が起こってしまい、消防団の皆さんは出動していき、そこで終了となりました。

盛りだくさんの内容の防災訓練、防災学習となりました。今回もたくさんの皆様のご協力で行うことができました。本当にありがとうございました。

2019/01/27   東中筋小
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