12月2日~4日
6年生が修学旅行に行ってきました。
修学旅行の予定は5月でしたが、今年の新型コロナウイルス感染症の拡大から、12月に延期していました。
しかし、広島方面への平和学習を中心にした修学旅行も、広島県内での感染者の状況を見ながら、最終的に、高知県内中心の旅行に行先変更し、実施することになりました。
今回の修学旅行はふるさと高知県再発見の旅、ふるさと高知県の偉人や遺物・建造物を学習しようというものです。
まず訪問したところは、1学期に出前考古学教室でお世話になっている県立埋蔵文化財センターです。ちょうど、30周年の企画展もあり、また発掘してきた遺物の修復復元作業等の実際も見学させていただき、子どもたちも大変興味深く学習していたようです。具同中山遺跡の展示もあって、学習も深めることができました。そのあと、弥生時代の西日本最大級の遺跡、田村遺跡跡のやよい広場に行きました。そこで、南国市教育委員会文化財係の方に説明をお願いし、前浜にある、掩体群跡に行きました。ここは戦争遺跡で、当時日章飛行場の戦闘機を空爆から逃れるために格納庫を作っていたというところです。当時のものが7か所保存されており、当時の軍隊が住民の生活より戦闘機を守るために手作りで作ったことを教えていただき、興味深く学習することができました。
次に、県立牧野植物園に行きました。日本でも有名な植物学者牧野富太郎博士にちなんだ植物園で、牧野富太郎博士の生涯の学習や、植物園の植物の見学を通して、郷土の偉人について学習を深めることができました。
そして1日目の最後に、重要文化財である高知城に登りました。高知城・懐徳館にも入り山内家、高知城についての学習もしました。天守閣から見渡す高知の町並みの見晴らしはどうだったでしょうか。そして途中にある、大河ドラマ「功名が辻」で有名な山内一豊の妻、千代の銅像、自由民権運動で有名な板垣退助の銅像にも行きガイドさんから歴史の学習もしたようです。
2日目、月の名所桂浜に行き、坂本龍馬の銅像の前で記念写真です。桂派の散策を少し楽しんだ後、坂本龍馬記念館に行きました。
坂本龍馬記念館でも郷土の偉人について詳しく学習できました。素晴らしい天気です。
そのあと、オーテピアに行き、科学館での学習やプラネタリウムを見ました。ちょうど、はやぶさ2の帰還前で、そのお話もあったり、子どもたちは感激してみていたようです。そのあと、高知県を後にし香川県の四国水族館に行きました。
コロナの影響で、イルカのショーは中止されていたようですが、練習風景を見学でき、十分楽しんだようです。
そして瀬戸大橋を通って宿舎に入りました。
3日目、高知県にはない規模の造船所の見学からスタートです。ちょうどクレーンの関係で近くからの見学はできなかったようですが、見渡せる会議室やバスからの見学はできたようです。そしていよいよもっとも楽しみにしていた?レオマワールドに行ってたっぷり遊びました。
高知のことを再発見する2泊3日の旅行も、高知の知らなかったことや人もたくさん学習し、修学旅行での思い出もたくさんできて、大変有意義な旅行になったのではないかと思います。行く先々で、あいさつや返事、マナーなどたくさんほめていただいたということで、日ごろ最上級生として頑張っている6年生が、学校から出ても素晴らしい態度であったこと、本当に誇りに思います。
出発した日から高知県の新型コロナウイルス感染者がどんどん増えだして心配もしましたが、旅行後2週間の特別な健康観察期間も無事終了したので、胸をなでおろしているところです。ご協力いただいたすべての皆さんに感謝申し上げます。